What's SPAIN?

What’s SPAIN?

ビル

スペインってどんな国?

ヨーロッパ南西部のイベリア半島に位置し、同半島の大部分を占める立憲君主制国家です。首都はマドリード。日本の約1.3倍(約50.6万km2)の国土を持ち、人口は日本の約3分の1(約4715万人)。有名なガウディの建造物「サグラダ・ファミリア」や闘牛、フラメンコなど、観光地としても非常に人気の高い国です。


気候は日本に比べて寒暖の差が激しいのが特徴です。場所によって異なりますが、夏は40度を超えるところもあり、日差しが強く乾燥します。高緯度のため夏場は22時頃まで陽が沈みません。冬は寒いところでは氷点下になることもありますが、雪はほとんど降りません。


生活も日本とは少し異なります。昼寝の意味を持つシエスタと呼ばれる時間帯があり、その時間は大部分の店や会社、美術館等が休みに入るのが特徴です。また、1日に5回食事をすることでも有名です。


スポーツはサッカーが最も盛んです。スペイン代表はFIFAワールドカップに13回の出場を果たしており、1998年のフランス大会予選のときに「無敵艦隊」と呼ばれ、以後そのように呼ばれています。2010年の南アフリカ大会で初めて決勝に進出し、オランダ代表との延長戦の末、初めて優勝を手にしました。一方欧州選手権では2012年までに3度の優勝を果たしています。



また、国内のリーグ戦であるリーガ・エスパニョーラは、世界各国の有力選手が集結し注目を集めています。特にFCバルセロナ対レアル・マドリードの対戦はエル・クラシコと呼ばれ、スペイン国内では視聴率50%を記録、全世界で約三億人が生放送で視聴するとも言われています。

スペインと日本のサッカーの違い

ビルスペインのプロサッカーリーグ、「リーガ・エスパニョーラ」は1部リーグ「プリメーラ・ディビジョン」と2部リーグ「セグンダ・ディビション」からなり、その下は2部リーグBと3部、4部から7部で構成されています。

 

一般的には1部リーグはJリーグ以上のレベル、2部リーグAはJ1リーグ、2部リーグBがJ2、3部リーグがJFL並みのレベルと言われています。 型にはまらない攻撃的なサッカーがスペインサッカーの特徴で、多くのサッカーファンを魅了してきました。


スペインと日本のサッカーの一番の違いはサッカーの環境、そして価値観の違いです。一つの街に必ず一つサッカー専用のスタジアムがあり、街ぐるみでチームを支えるという文化が根付いています。そこでは小学生から大人まで全てのカテゴリーが同じスタジアムで練習、試合を行います。各カテゴリーにプロのリーグと同じように上位リーグ、下部リーグがあり、昇格と降格があります。日本と違い、すべての選手が試合に出られる環境が整っているのです。もちろん、指導者にとっても、チーム数が多いため指導する機会が多く与えられます。


選手にとっても、指導者にとっても、競争が激しく厳しい環境である反面、チャンスも多いのがスペインでサッカーをする魅力です。


サッカー強豪国であるスペインに来て、なぜスペインが強いのか、なぜサッカーが愛されるのか。それを肌で感じ、それを日本に一人でも多くの方に持ち帰ってもらえれば、日本のサッカーの今後にもつながっていくのではないでしょうか。


ビル